タイの文化について 第3話

$NPO法人まちづくり川口公式ブログ-まちかわコラム
 3回目となる今日は、タイ人の国民性について述べたい。
タイ人を象徴する代表的な言葉が2つある。
一つは、『微笑みの国』
 タイ人の笑顔は、本当に素晴らしい。
「日本人は、豊かさと引き換えに純粋さや優しさを忘れてしまった。」と
タイ関連の小説に書かれていたけれど、まさにそう思います。
タイ人には、それがまだあるのです。
素晴らしい笑顔は、そういう要素が根底にあるからです。
タイに行くと空気が緩~い事に多くの日本人が気づく。
時間がゆったり経過する感じで、
普段時間に追われた生活を送っている日本人は本当に癒されます。
そこに、底抜けの笑顔が付けば、みんなイチコロです。(;^^)
 もう一つは、マイペンライ
マイペンライとは、「大丈夫」、「問題ない」という意味。
タイ人が車同士の衝突事故を起こしたとします。
被害者が、損傷の具合を確認して、「問題ない」というならわかる。
タイ人は加害者側が、よくよく見ずに「マイペンライ」と
やるものだからたまらない。
日本人同士なら、とっくみあいのケンカになるかもしれません。
王様に忠誠を誓うタイ人って、難しい民族かな?と思いませんでしたか?
基本的にタイ人はルーズです。
待ち時間に30分遅れるのは、あたり前。
遅れてもお互いに「マイペンライ」で済ませてしまう。
そのような国民性なので、観光に行くには最高の国です。
一度行けば、また行きたくなる。
筆者のリサーチでは、99%が「もう一度行ってみたい」となっています。
しかし、ビジネスでとなると話しは別。
時間にも遅れるし、約束も守れない。
同時に何かをやるというのは極端に苦手なので、難しい面が多いです。
初めて赴任したタイ在留日本人の多くが、日本人との意識の格差にボヤキまくります。
そんな日本人もタイ在留が長くなると慣れてきて、タイ化(退化?)します。(笑)
逆に日本にいるタイ人達は日本の風習に合わせるので、時間等は結構守る傾向にあります。
【こぼれ話し】
 筆者は元々は、気が短いタイプでした。
タイに何度か旅行に行っている内に、
「どうでも良い処は、マイペンライでいこう」と決めました。
そうする事で、随分と気持ちが楽になりました。
異国の文化を取り入れる事が、時には自分を良くする事もあります。
時間に追われる生活を送っている方は、
タイ人を見習ってみてはいかがでしょうか?
但し、チャンネルの切り替えが大事になります。
友達同士の遊びの約束なら多少遅れても許されますが、
ビジネスで毎度やっていると信用を失いかねませんから(;^^)
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このエッセイは、
NPO法人まちづくり川口の実行委員であり、
タイレストランやタイマッサージなどなど
タイ情報満載のWEBサイト
タイスポット」を主宰されている
加藤欣也氏による寄稿コラムです。
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