現在、東日本大地震の被災者の方の受け入れ場所になっている
西スポーツセンターですが、
その様子を当会会員の「荒川夢クラブ」の代表
林美恵子さんが、綴っておられます。
荒川夢クラブの会員さん、まちづくり川口の会員に向けて
発信してくれているそのレポートをこちらに転載致します。
4月3日(日)の西スポ避難所のようすです。
昨晩遅く福島からいらした入所者がありました。
きょうは午前中「お楽しみ会」が行われました。
浦和大学子ども学部の学生さん、ボランティア・スタッフが企画・準備を進め、
地元町会も協力くださって実現したものです。
被災した子供たちから親、高齢者の方々までひととき楽しめたらと。
3階の卓球室を使用し、卓球台を片付けて急遽「お楽しみ会」会場に。
まずは清水信治先生のアコーディオン演奏。
清水先生はオペラ歌手田谷力三さんの伴奏を長く務め、
1995年の阪神淡路大震災にチャリティ演奏活動もなさった方です。
「汽車」、「手のひらに太陽を」、「春よ来い」などで楽しませてくださいました。
会場から思わず手拍子も起こっていました。
清水先生はその足で被災した仙台市のチャリティ演奏会に向かわれました。
アコーディオン演奏後は地元「マイスター児童合唱団」の子供たちの登場です。
白いブラウス、赤いチェックのスカートの愛らしい姿で
「おもちゃのチャチャ」、「鉄腕アトム」などを次々にリズミカルにメドレーで披露。
会場は手拍子だけでなく口ずさむ人たちも多かったです。
児童合唱団は会場のみんなも巻き込んで「げんこつ山のたぬきさん」、
「でんでん虫」の手遊びもやってくれました。
児童合唱団の子供たちも被災した子供たちもいっしょになって、
6つの遊びコーナーです。
輪投げ、わりばし鉄砲、ベーゴマ、わたあめ、
ボーリングなどのコーナーが同時多発展開で進行。
各コーナーの遊び道具はほとんど学生さん、スタッフの手作り。
ベーゴマは地元のベーゴマ協会が指導協力してくださいました。
賞品も出て、子供たちばかりか大人も童心に返ってもう夢中です。
会場はいい雰囲気で大盛り上がりのうちに、
楽しいひとときはあっという間に過ぎていきます。
きょうの「お楽しみ会」で被災者の皆さんが少しでも
明るい前向きな気持ちになっていただけたら幸いです。