現在、東日本大地震の被災者の方の受け入れ場所になっている西スポーツセンターですが、その様子を当会会員の「荒川夢クラブ」の代表林美恵子さんが、綴っておられます。
荒川夢クラブの会員さん、まちづくり川口の会員に向けて発信してくれているそのレポートをこちらに転載致します。
4月13日(水)の西スポ避難所のようすです。
お昼近くにお母さんと赤ちゃんが退院し、避難所に元気に戻って来られました。
赤ちゃんの名前は咲桜(さくら)ちゃんです。
保育士の先生たちやボランティア・スタッフで「さくらちゃん ようこそ」という文字に
折り紙製の桜の花びらを散りばめた歓迎の横断幕、それに、これまた折り紙の手作りのレイも準備しました。
さくらちゃんの上の2人のお兄ちゃんといっしょに今か今と待っていました。
いよいよさくらちゃんとお母さんが避難所の玄関から2階へ。
一番上のお兄ちゃんがみんなのお手製のレイをお母さんの首にかけてあげました。
お母さんはみんなの手作りの横断幕に目を止めてにっこりと。
この時、日本テレビの取材が入りました。
午後2時ごろ、岡村市長も避難所にいらっしゃいました。
お母さんとさくらちゃんに対面し、祝福の言葉を。
担当職員さんもいらして、さくらちゃんの出生届けに
川口市役所が協力するというお話も出ました。
こうした場面をNHKや民放各社も取材においででした。
夕方、日本テレビやNHKなどのニュースでさくらちゃんのことが放映されました。
お母さんは「こんな中で生まれてくれて、さくらは私のお腹にいた時から強い子です」
とおっしゃっていました。
避難所のこの日の夕食に心尽くしの赤飯が。
さくらちゃんはめまぐるしい取材の間、一度も泣かずしっかりとしていました。
将来、大物になるかもしれませんよ。