現在、東日本大地震の被災者の方の受け入れ場所になっている
西スポーツセンターですが、
その様子を当会会員の「荒川夢クラブ」の代表
林美恵子さんが、綴っておられます。
荒川夢クラブの会員さん、まちづくり川口の会員に向けて
発信してくれているそのレポートをこちらに転載致します。
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4月10日(日)の西スポ避難所のようすです。
世は春爛漫とソメイヨシノが咲き誇り、
花見のシーズンを迎えています。
避難所内にも桜の花が咲きました。
というのは、先日、大学生やボランティア・スタッフが
子供たちのプレールームに模造紙6枚を張り合わせ、
桜の巨樹の幹、無数の桜の花びらを折り紙で作って、壁に飾ったのです。
プレールームにも桜や春の息吹を再現できたら、
みんなに楽しんでもらえたらと。
ところが、模造紙6枚が重すぎて壁から落ちてしまいます。
そこで、退職された保育士の先生方、ボランティア・スタッフが
知恵を寄せ合って、床に模造紙の桜を敷き、
その上を透明シートでかぶせ、子供たちが遊べるようにしようかと。
しかし、滑って危ないかなという意見もありました。
それならと、桜の巨樹の幹の部分のみ切り抜き、
全体をスリム化させました。
軽くした幹を改めて壁に貼り、さらに桜の花びらを追加して折って飾りました。
今度は成功しました。
ほどよく安定して、今度は壁から落ちません。
桜のピンクの濃淡が壁の巨樹の枝先に花開きました。
しばらくは楽しめそうです。