近年、知人・家族・同僚・取引先などを装った偽メール詐欺が全国的に横行しています。
この詐欺は、信頼関係を悪用する非常に悪質な犯罪です。
一見すると
「本当に知っている人からの連絡」
「いつもやり取りしている相手からのメール」
に見えるため、誰でも被害に遭う可能性があります。

■ どんな詐欺なのか?
犯罪者は、以下のような手口を使います。
- 知人や家族の名前・メールアドレスを装う
- 上司・取引先・団体関係者になりすます
- 「至急」「すぐ対応してほしい」と緊急性を強調
- URLリンクや添付ファイルを開かせる
- 金銭の送金や個人情報の入力を求める
内容は巧妙で、文章も自然なため、
「まさか詐欺だとは思わなかった」
という被害が後を絶ちません。
■ よくある被害例
- 知人を名乗るメールからリンクを開き、IDやパスワードを盗まれる
- 上司や取引先を装ったメールで、偽口座に送金してしまう
- 添付ファイルを開いたことでウイルスに感染する
- 個人情報が流出し、別の詐欺に悪用される
一度被害に遭うと、金銭的被害だけでなく、周囲にも被害が広がる恐れがあります。
■ 詐欺メールの見分け方(重要)
次のような特徴があれば、まず疑ってください。
- 差出人のメールアドレスが微妙に違う
- 不自然に急かす内容
- 普段と文体や言葉づかいが違う
- 金銭・パスワード・個人情報を求めてくる
- URLや添付ファイルを開くよう促してくる
■ 被害を防ぐために
「すぐ対応しない」ことが最大の防御です。
- メールの内容をうのみにしない
- リンクはクリックしない
- 添付ファイルは開かない
- 本人に電話や別の手段で直接確認する
- 少しでも不審に感じたら周囲に相談する
「知っている人からだから大丈夫」
その油断が、詐欺師の狙いです。
■ 最後に
この詐欺は、誰か一人の注意不足ではなく、社会全体で防ぐべき犯罪です。
情報を知り、共有し、周囲に声をかけ合うことが被害防止につながります。
あなた自身と、あなたの大切な人を守るために。
今一度、メールやメッセージの扱いに注意してください。