8月9日(土)18時より、かわぐち市民パートナーステーションにて、防犯パトロール勉強会を開催しました。講師は当法人防犯防災部長の工藤氏、参加者は6名。地域の安全を守るための基礎知識を学びました。
今回の勉強会では、警察が推奨する防犯パトロールの目的や方法を中心に学習。特に、事件やトラブルに遭遇した場合は「自ら対処せず、速やかに警察や関係機関へ通報する」ことが重要であると指導されました。突発的な場面では、暴力による対抗ではなく、大声で助けを求め、周囲の人と協力して安全を確保する方法が推奨されます。また、木刀などの護身具は、凶器となり得るため携帯禁止との注意もありました。
■ 開催概要
- 日時:2025年8月9日(土)18:00~
- 場所:かわぐち市民パートナーステーション
- 講師:NPO法人まちづくり川口 防犯防災部長 工藤氏
- 参加者:6名
1. 開催の目的
本勉強会は、地域の安心・安全を守るために活動する防犯パトロールメンバー、および今後活動に参加を希望する方を対象に、防犯パトロールの基礎知識と実践方法を学ぶ場として企画しました。警察が推奨する安全なパトロールの方法を正しく理解し、現場での適切な判断力を養うことが目的です。
2. 主な学習内容
(1) 防犯パトロールの基本的な心得
- 事件やトラブル、またはその疑いがある場面に遭遇した場合は、自ら解決を試みず、速やかに警察・関係機関へ通報することが最優先。
- 突発的な危険から人を守る場合でも、暴力による制止ではなく、大声で周囲に助けを求め、複数人で安全を確保する方法を取る。
- 木刀やスタンガンなど、護身目的であっても凶器となり得る物品の携帯は禁止。
(2) 記録の重要性
- 事件化する可能性がある場合には、動画・写真等で現場状況を記録することが望ましい。
- 記録は後の捜査協力や事実確認に役立ち、活動の透明性向上にもつながる。
(3) 犯罪発生状況の共有
- 国内および川口市内の犯罪統計を共有。
- 数年間は減少傾向にあったものの、昨年から再び増加傾向に転換。
- 行政が把握している数字は氷山の一角であり、未通報・未検挙の事案も多いことを認識。
3. 参加者の学びと感想
参加者からは「危険な場面での行動基準が明確になった」「記録の重要性を再認識できた」などの声が寄せられました。特に、日常的なパトロールにおいて“安全第一”の姿勢を徹底する必要性が再確認されました。
4. 今後の展望
今回の学びを活かし、より洗練されたパトロール活動を行い、地域の安心・安全を継続的にサポートしていきます。また、本勉強会は定期的に開催を予定しており、新たな参加者を随時募集します。

■ 次回の参加案内
防犯パトロール活動や勉強会に関心のある方は、ぜひ次回の開催にご参加ください。地域の安全は、一人ひとりの行動から生まれます。皆さまのご協力を心よりお待ちしております。