全国で「警察官を名乗る詐欺(ニセ警察詐欺)」による被害が急増しています。
詐欺グループは電話やSNSを使い、あなたの不安をあおってお金をだまし取ろうとします。最新の状況や対策をしっかり確認しましょう。
📌 実際に起きていること・手口
ニセ警察詐欺では次のような手口があります:
📞 1. 警察官を名乗る電話
- 自宅の固定電話や携帯電話に電話がかかってくる
- 「あなたの銀行口座が犯罪に利用されている」「逮捕状が出ている」などと言われる
- 「資産を保護するため調査が必要」などと説明されることもある
💡 注意:
たとえ着信に 本物の警察署の電話番号が表示されても 詐欺の可能性があります。番号は偽装できるためです。
📱 2. SNS・ビデオ通話や偽サイトへの誘導
- 詐欺グループが LINE などのSNSで連絡を取ることがある
- ビデオ通話で偽の警察手帳や逮捕状を見せられることがある
- 本物そっくりの偽ウェブサイト(警察の公式サイト風)に誘導される例も報告されています
💸 被害の実例
- 犯人が偽の逮捕状を見せ、口座の「資金調査」を理由に指定口座へ高額の振込を指示した例もあります。
- 全国で数千件・数十億円規模の被害が確認されています(2025年にも数千件、数百億円超)
🔎 ニセ警察詐欺の特徴
| 特徴 | 本物との違い |
|---|---|
| SNSで連絡してくる | 警察はSNSで捜査連絡しませんcity.tsuruoka.lg.jp |
| ビデオ通話で警察手帳や逮捕状を見せる | 警察はビデオ通話で捜査情報を送信しません香川県公式サイト |
| 着信番号が警察署の番号でも信用してしまう | 番号は詐欺側が偽装可能朝日新聞 |
| 金銭を要求してくる | 警察は捜査を口実に金銭を要求しませんcity.tsuruoka.lg.jp |

✅ 被害に遭わないための対策
✔① まずは冷静に
不安をあおるような内容で電話が来ても、相手の言いなりに行動しないことが大切です
✔② 電話を一旦切る
- 警察を名乗る相手には、最初の電話を受け取った後に一旦切りましょう。
- その後、自分で警察署(#9110 などの正規窓口)に電話で確認すると安心です。
✔③ 個人情報や金融情報は教えない
住所・口座番号・暗証番号・ネットバンキングの情報などは 絶対に教えないでください。
✔④ 家族・周囲の人と情報を共有
特に高齢の家族などに、こうした詐欺の手口を伝えておきましょう。
📞 異常を感じたらすぐに相談・通報
困ったときは以下の窓口・方法で相談・通報してください:
📍 警察相談専用番号 #9110
📍 最寄りの警察署・交番
📍 消費生活センター(188)
📍 都道府県警察の特殊詐欺対策窓口(各地で相談受付あり)
📍 緊急を要する場合は 110番へ
いずれの窓口でも、詐欺の疑いがある旨を伝えれば対応してもらえます。
▶ 最後に
ニセ警察詐欺は手口が巧妙化しており、年齢に関係なく被害に遭う可能性があります。
「警察官でも絶対に安心しない」姿勢が被害防止につながります。