劇団キンダースペースのワークショップに行きました。

NPO法人まちづくり川口公式ブログ-ワークショップ台本

劇団キンダースペース が本公演前に行うワークショップ。 「読む会」と「もうすぐ初日ワークショップ」が行われ、参加してきたです。

今回は三遊亭圓朝 の原作「牡丹燈籠」が原作。

怪談 牡丹燈籠 (岩波文庫)/三遊亭 円朝
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この作品は当時の噺家の舞台に出版関係の速記の人が来て話を書きとめて出版したのだそう。当時としても珍しかったそう。

この日のワークショップはまず「牡丹燈籠」を読む会から。

新三郎の下働きだった伴蔵、お峰夫婦が新三郎のもとへ毎晩幽霊となってやってきていたお露とお米の願いを百両で聞きいれ、新三郎の部屋に貼られたお札を剥がす所までのシーンの台本を参加者が

伴蔵とお峰になって読んでいくのだ。

みなさん、本当にうまい。

劇団に参加したり、キンダースペースのワークショップの常連さんや演劇を志していた方など、参加されていた方々はみなさん演劇に何かしら興味や関わりの深い方なのだから、当然か!?高校生もふたり来ていたりして、参加者の幅も広かった。

台詞の読みに引き込まれて、その上手さから思わずみんな笑っちゃったり(照れ笑い含む)もしたし、和やかな雰囲気でそのシーンの面白さをみんなで共有した感じだった。

自分も懸命に読んだけど、緊張したなぁ…(゜▽゜;)

劇は中学の時にステージを踏む側ではなくて演出や脚本をやった事はあったけど、あれはおふざけテイスト多かったし。ああ、思いだしてきた。「炎の友情」とかってタイトルだったなぁ…。

台本を読んだ後は、その後の友三とお峰の話を落語で聞いた。落語家の話し方は本当にすごい。ひとりで幾つもの人物を演じているのだが、声色に特に大きな変化をつけている訳ではないのにはっきりとシーンが頭に描かれていくし、感情移入もされるんだもの。ため息交じりに聞きながら、落語の素晴らしさも実感できた。

その後は「もうすぐ初日!ワークショップ」で、構成・脚本・演出家の原田一樹さんより、今回の舞台についての演出意図などをお話しいただきました。

このお話に出てくる幽霊をはたして人間が演じられるのかといったお話から役者とは…とか、ご自身の演劇の原点まで多岐にわたるお話をされました。詳しいお話は書いてしまうと…と思うので割愛しますがとても興味をもってきく事が出来ましたよ。

その後の懇親会の中でも色々な話が積極的にされ、まちかわの紹介もして頂いたりしました。

その席を中座して、キンダースペースさんに来年度からの「みんなの手教室」にて新しい教室をお願いする事になりその打ち合わせもさせて頂きました。また、手教室についてのご案内は、詳細が決定次第ご案内いたします。

今回は演劇の楽しみ方や面白さを体感する事が出来楽しい時間を過ごさせてもらいました。

さて、いよいよ26日からキンダースペースの第32回の公演「新・牡丹灯籠」が始まります。

詳細はこちらでご覧ください。

http://ameblo.jp/mapkhwt/entry-10761674920.html